春と言えば…豆!そこで問題です。
豆は野菜と思われがちですが、種類によって栄養成分に炭水化物やたんぱく質が多いものがあり、糖尿病の食事療法では野菜ではなくごはん(炭水化物)や肉(たんぱく質)の仲間になるものもあります。次の豆はどのタイプでしょうか?
① そら豆
② さやえんどう
③ グリンピース
④ 枝豆
⑤ スナップエンドウ
【答え】
① 量が多いときは炭水化物、少ないときは野菜
② 野菜
③ 量が多いときは炭水化物、少ないときは野菜
④ たんぱく質
⑤ 量が多いときは炭水化物、少ないときは野菜
【解説】
そら豆、グリンピース、スナップエンドウには、炭水化物が多く含まれています。少量なら野菜と考えていいのですが、多く食べるときは炭水化物であるごはんやパンを減らすなどの工夫が必要です。
- 80kcalの目安は
ごはん50g=そら豆(皮付き)90g、15~20粒=グリンピース90g=スナップエンドウ190g、30~35さや
ふっくらと茹であがったそら豆は美味しいけれど、たくさん食べるときには、ごはんを少し控えめにしましょう。
一方で、たんぱく質の多い豆といえば大豆です。枝豆は、大豆を未成熟で青い間に収穫したもの(wikipediaより)、つまり大豆なのでたんぱく質が多く含まれます。なんと食品交換表(糖尿病の食事療法について書かれている本)では、野菜ではなく表3の大豆食品の仲間となります。食品交換表については過去のブログ「食事療法のキホンのキ」をご参照ください
- 80kcalの目安は
卵1個=豚肉もも60g=枝豆(さや付き)140g、約35個
豆には不足しがちな繊維質も多く含まれています。すでにお知らせしていますように、今年の糖尿病教室は「ブログ版糖尿病教室」として開催することになりました。5月はその第1回目として管理栄養士による繊維質のお話をこちらのブログに掲載予定です。どうぞお楽しみに。