6月12日に骨粗しょう症教室を開催しました。
看護師からは、骨粗しょう症とはなに?という話や、家の中で転倒しやすい場所、それによって骨折しやすい箇所、靴の選び方など、気を付けていきたいことを紹介しました。
骨粗しょう症とは,骨の強度が低下して、骨折するリスクが大きくなる病気です。骨粗しょう症で骨密度が低下した骨では、ハリが細く骨の量が減って、スカスカな状態になるため、骨折しやすくなります。
家の中で転倒しやすい場所は、どこが危ないと思いますか?
答えは・・・室内のほぼすべての場所です。カーペットやマットのすき間、部屋が散乱している、暗い、手すりがないなど家の中には危険がいっぱいあります。
転倒して折れやすい場所は、腕の付け根・背中・手首・足の付け根の4か所です。その中でも一番折れやすいのは2番の背中の骨と言われています。これを圧迫骨折といい、圧迫骨折は1か所でも骨折してしまうとドミノ倒しのように次々と骨折をする可能性が高くなります。
転倒を予防するために靴の選択は大切です。靴を選ぶポイントとしては、①軽い・素材が柔らかい②甲の部分が広く③脱ぎ履きしやすいマジックテープやファスナーがついている④履いたとき5~10mm程度の余裕がある⑤つま先部分が反りあがっている⑥かかとがしっかりしていて固定されるものが良いようです。皆さんの履かれている靴はどうですか?
管理栄養士より注目の栄養素と食品について紹介しました。
丈夫な骨のために、カルシウムをしっかり摂ることはよく知られていますが、一方でリンを摂りすぎないようにしましょう。リンは清涼飲料水や加工食品に多く含まれます。
理学療法士より有酸素運動と筋力トレーニングについて、実際にできる体操や運動のちょっとしたコツを紹介しました。
最後に座ったままでも楽しくできる体操を行いました。生活の場面で少しずつ運動を取り入れながら骨を強くしましょう。
骨粗しょう症を治療して、生活の質を向上させ、健康でいられる寿命を延ばしましょう。