大石病院通信

広島県福山市川口町の大石病院です

オレンジ通信 2019年 1月号

謹んで新年のお喜びを申し上げます。旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。本年も、皆様の健康増進と回復を願い、お役に立てるよう努めていきたいと思います。新しい年号となるこの節目の年が、皆様にとりまして素晴らしい1年となりますよう心よりお祈りいたしております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今月のレシピは・・・おせち料理を再利用!【田作りと蒸し大豆の簡単おつまみ】をご紹介します。

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 [材料] 

  • 蒸し大豆(水煮でもOK)  100g
  • 田作り            30g~40g位
  • ごま油               大さじ1杯
  • 酒                 大さじ1~2杯
  • いりゴマ         適量

※もとの田作りの味付けにあわせて、しょうゆと砂糖で調整してください

 

 [作り方]

 ①フライパンにごま油を熱して中火で少しこんがりとなる程度まで蒸し大豆を炒めます。

 ②田作りと酒を加え、良く混ぜながら更に炒めます。

 ③味見をして、しょうゆと砂糖で調整してください。

 ④最後に器に盛り付けてゴマをたっぷりふりかけたら完成です。

 

田作りの栄養は??

田作りに使われるカタクチイワシの稚魚には、カルシウムタンパク質、中性脂肪やコレステロールを低減させて動脈硬化を予防するDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。

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中でも特に、注目したいのは健康な骨を作るのに大切な栄養素カルシウムですね。日本人のカルシウムの目標とする摂取量は600mgですが、500mgを越えたのはようやく1970年代で、今日まで40年近く目標量をクリアすることなく低迷しています。

 

煮干し類の100gあたりのカルシウム含有量は2200㎎と、とりわけ多いのですが、吸収率は20~40%なので、ほぼ1回量の30g程度(大きないりこ5尾くらい)を食べてようやく132㎎~264㎎(1日の目標量の2割~4割)が摂取できるという程度です。

 

カルシウムは、マグネシウムビタミンDビタミンCと一緒に食べることで吸収率を上げることができます。マグネシウムを多く含む食品としては大豆類やピーナッツビタミンDは、きくらげ、まいたけ等のきのこ類、鮭等の魚介類ビタミンCは赤ピーマン、黄ピーマン、さつまいも等の野菜類やキウイやオレンジ等の果物類に豊富に含まれていますので、カルシウムが多い食品を単品でとるのではなく、バランスよくいろんな食品を組み合わせて食べることで、吸収率を上げていきたいですね。