大石病院通信

広島県福山市川口町の大石病院です

オレンジ通信 2019年 3月号

桃のつぼみも膨らんで、ようやく春の訪れを感じる季節となりました。インフルエンザの大流行も収まり、過ごしやすい季節の到来ですね。但し今年は花粉の量が例年よりも多いとの情報も・・・朝夕は暖かくして、お健やかにお過ごしください。

 

さて、今月のレシピは・・・【新玉ねぎと鶏むね肉のチーズ蒸し】をご紹介します。

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[材料] 

  • 鶏むね肉      1枚
  • 酒         大さじ1
  • 塩コショウ     少々
  • 新玉ねぎ      1/2こ
  • しめじ       1/2パック
  • とろけるチーズ(ピザ用チーズ)35g
  • 小ねぎ      2本分
  • サラダ油     大さじ1/2

  (またはオリーブ油)

  • レモン果汁    お好みで

 

[作り方]

①鶏肉は皮を除き一口大の削ぎ切りにして、酒と塩コショウで下味をつけておく。

②新玉ねぎはスライスにして、しめじは石づきを落としてほぐしておく。

③フライパンにゴマ油を敷き、玉ねぎ、鶏肉、しめじの順にのせ塩コショウ少々を振り,蓋をして、はじめは中火で、水分が少し出てきたら弱火にして10分ほど蒸し焼きにする。

④鶏肉に火が通ったらチーズをのせてもう一度蓋をしてチーズが溶けるまで焼く。

⑤器に盛り、レモン汁を回しかけ、ねぎを散らしたら完成です。

 

新玉ねぎの季節です!

たまねぎはその皮の色から“白”、“黄”、“赤”と分けられますが、日本では一般に白いものを新たまねぎといい、1年を通して食べることができるのは貯蔵・冷蔵されたもので、黄色い玉ねぎの仲間になります。3月頃から店頭に並ぶ新玉ねぎは、「早生(わせ)」あるいは「極早生(ごくわせ)」と呼ばれる、特に甘味の強い品種です。収穫して2~3日以内に出荷され、皮が薄くて身が柔らかい、水にさらさなくても甘くてジューシーな食感が特徴です。

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新玉ねぎの栄養は?

通常の黄色い玉ねぎと同じように新玉ねぎにも「嬉しい効果」がたくさんあります。玉ねぎの成分として注目されるのは、硫化アリル、ケルセチン、カリウム、オリゴ糖、ビタミンB1などです。

特に硫化アリルとは、玉ねぎのあの辛味成分のことで、消化液の分泌を助けて食欲を増進する作用をはじめ、ビタミンB1の吸収と活性化を促す作用があるとされています。更に、血液をさらさらにして、動脈硬化を予防する作用があることも報告されています。ただし新玉ねぎは『辛味』が少ない分、黄色い玉ねぎに比べて硫化アリルもやや少なめではありますが、新玉ねぎは生で食べることができる分、逆に、熱に弱い硫化アリルを効率よく摂ることができます。

 

新玉ねぎの保存法

新玉ねぎは皮が薄いので実の部分が傷つきやすく、水分も多いので傷みが早いので、すぐに食べる必要があります。新玉ねぎはなるべく購入後2~3日以内に消費した方が良いでしょう。保存方法としては玉ねぎと同様に「常温保存」が原則で、冷蔵庫に入れると傷みやすくなります。

 

 新玉ねぎはこの時期だけしか食べることの出来ない、甘くて美味しい季節の野菜です。旬の食材は栄養価が高いだけではなく、私たちにとってそれぞれの季節に必要な栄養素を含んでいるといわれていますので積極的に旬の野菜を取り入れるよう、心がけましょう。