大石病院通信

広島県福山市川口町の大石病院です。

糖尿病教室 4本立てでお送りします!(1)低血糖

7月30日(月)に糖尿病教室を開催しました。

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今回のテーマは「低血糖・シックデイ・骨粗しょう症・フットケア」の4つです。それぞれ看護師からお話しさせていただきました!

 

というわけで...ブログではひとつずつ取り上げて、4本立てで送りしたいと思います♪

 

第1弾の今回は、「低血糖」についてです。

 

はじめに、糖尿病でない人の血糖値は70~140 ㎎/dLの間であることを覚えておきましょう。低血糖とは血糖値が低くなりすぎた状態のことで、内服薬や注射薬で治療中の方に起こり、血糖値が70 ㎎/dL未満になると症状が現れます。しかし、普段の血糖値が高めで推移している方は、血糖値が70 ㎎/dLより高い時でも低血糖症状が現れることがあるので注意しましょう。

 

低血糖症状について、「低血糖のはひふへほ」という語呂合わせはみなさんも耳にすることが多いのではないでしょうか?覚えておくことで体調の変化に気づくことが出来ますね。

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さらに、どういった時に低血糖になりやすいか知っておくことで、低血糖の予防や落ち着いた対処に繋がります。このような時は気を付けましょう。

①食事と食事の間が長時間空いた時

②食事の量がいつもより少ない時

③空腹時に運動・散歩・入浴をした時

④いつもより強く・長く運動をした時

⑤薬の量を間違えていつもより多くなった時

⑥アルコールを飲んだ時

また、③④の時はその日の夜間や翌日の早朝にも注意が必要です。

 

そして、もし低血糖になった時には、すぐに糖分を摂りましょう。ブドウ糖10 gまたはブドウ糖を含む飲み物(炭酸飲料やジュースなど)を約200 mL、砂糖の場合は20 gのいずれかを摂ると良いです。

ここで注意して欲しいのは、10分経過しても症状が続く場合はもう一度同じ量の糖分を摂ること、飴やチョコレートは緊急時にはすぐに効果がでないことです。しっかり覚えておいてくださいね!また、飲んでいるお薬の種類によってブドウ糖でないと症状が回復しないものや、症状が回復した後も注意が必要なものがあります。自分が使っているお薬について、先生に尋ねてみることをおすすめします。

 

そして、特にみなさんに注意していただきたいのは運転をするときの血糖値です。血糖値が100 ㎎/dL以上あることが好ましいです。もし運転中に低血糖の気配を感じた場合は、我慢せずすぐに安全な場所に駐車し対処しましょう。

 

ここで低血糖がもたらす悪影響を3つ紹介します。

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その1について、みなさん思い当たることはありませんか?過去の経験や、低血糖は怖いという気持ちなどが、無意識のうちに今の血糖コントロールに影響しているかもしれません。また、何回も低血糖を繰り返していると、低血糖の症状がないままに意識を失ってしまう無自覚性低血糖を起こす原因となります。更にその2やその3は誰もが避けたいところです。そのためにも、低血糖を起こしやすいことは控える、外出時にはブドウ糖などを持参する、薬は先生の指示を守って使うなど、低血糖を起こさないように予防・準備をぬかりなくしておきましょう!

 

 

暑さの厳しい8月になりました。そんな時気を付けたいのが熱中症。次回の第2弾では、熱中症とシックデイについてお話しします!

 

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