大石病院通信

広島県福山市川口町の大石病院です。

糖尿病教室 4本立てでお送りします!(2)熱中症とシックデイ

7月30日(月)に行った糖尿病教室のようす、第2弾!

今回は「熱中症とシックデイ」について紹介します。

 

まずはじめに、シックデイってなんだっけ?おさらいしてみましょう。発熱・下痢・嘔吐などで体調を崩した時や,食欲不振のため食事が摂れない、薬も飲めないなど、いわゆる病気の日のことを、まとめてシックデイと呼びます。ということは...この時期かかりやすい熱中症も立派なシックデイとなります。今回は熱中症にスポットを当ててお話します!

 

熱中症の症状として軽度では、めまい・立ちくらみ・筋肉痛・こむら返りなどがあり、水分摂取や安静、外来での点滴で治ります。しかし、重症化すると頭痛・嘔吐・倦怠感・集中力の低下などの症状が現れて、入院治療での治療が必要です。

熱中症は、外出時や車内で起きることが多いという印象ですが、部屋の中で熱中症になる方も多いです。室内では冷房を使い、暑さを我慢しないように心がけてください。

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熱中症の原因のひとつに”脱水”が挙げられます。こまめな水分補給を意識しましょう。そして、熱中症患者さんの約半数が65歳以上の方となっています。

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さらに65歳以上の中の約7割が75歳以上の方々です。のどや口の渇きを感じにくい、自分から水分補給することが少ない、冷房が嫌いなど思い当たることはありませんか?特に75歳以上の方は注意が必要です。本人だけでなく、ご家族の方も注意して体調の変化に気づいてあげましょう。

 

また、体の炎症やストレスホルモンの関係から、シックデイでは血糖値が高くなる傾向にあります。血糖値が乱れやすいのでこちらにも注意しましょう。シックデイにはこのように対応しましょう。

1 とにかく安静にすること(寒気のある時は温かくし、冷房は28℃前後で体を冷やしすぎない、風を直接当てないなど配慮を)

2 食事・水分を出来るだけ摂る(食欲のないときは消化の良いうどんや野菜スープなどや果物、ジュース,アイスクリームなど口当たりのよいものを。水分はできれば常温のもので1日2L程度が目安)

3 お薬を調節する(メトホルミンとSGLT2阻害薬は中止する、他にも食事の量に合わせて調節するお薬があります。事前に先生に相談しておきましょう)

4 早めに主治医に連絡・受診する(なにか症状がある時やどうしたらいいかわからないときは早めに先生に相談して適切な対処を。インスリン治療中の方は、食事がとれなくても自己判断でインスリンを中止せず早めの受診をお願いします)

 

シックデイは、誰にでも起こりうることです。自己判断せず、日頃から主治医と調子の悪い時にどうするか話し合っておくことで、いざというとき落ち着いて対応できますね。

最近では、暑さ対策用の商品をお店でよく見かけます。こういったものも上手に使って暑い夏を乗り越えましょう!

 

次回の第3弾は、「骨粗しょう症」についてご紹介します♪