この秋は,糖尿病関連の学会3つで発表しました.学会ってそんなにたくさんあるの?と思われた方もいるかもしれませんが,実は糖尿病と名のつく学会はこの他にもいくつかあります.今回発表した学会についてご報告させていただきます.
まずは,10月26日,27日に下関で開催された第56回日本糖尿病学会中国四国地方会では看護師が「糖尿病療養指導カードシステムにPAIDを導入した効果から見えたもの」という演題名で発表しました.昨年岡山で開催された同学会でも糖尿病療養指導カードについて発表しましたが,この1年はカード教育にPAID(糖尿病問題領域質問表)を併用することで,患者さんの心理面にも配慮した指導を糖尿病チーム全体で目指してきました.この発表から見えた課題を,今後の療養指導・支援に生かしていきたいと思います.
糖尿病療養指導カードシステムを使った取り組みについては,9月24日,25日に茨城県水戸市で開催された第23回日本糖尿病教育・看護学会学術集会でのパネルディスカッションにおいても,当院糖尿病内科医師 大石菜摘子が発表いたしました.カードシステムがこれから全国に広がっていく勢いが感じられるパネルディスカッションでした.
さて,今度は10月6日,7日に京都で開催された第5回糖尿病医療学学会です.
なんと学会会場は京都大学百周年時計台記念館.日本糖尿病医療学学会は,糖尿病を持つ人 その人たちをケアする人 ケアする人をケアする人 取り巻く環境や社会 それらの人たちのこころと行動に焦点を当てて糖尿病臨床ー医療を学ぼうとするものです.(日本糖尿病医療学学会ホームページより引用)
今回は糖尿病内科医師 大石菜摘子と管理栄養士が発表しました.
よりよい糖尿病医療を目指してこれからも研鑽を積んでいきたいと思います.