大石病院では骨粗鬆症の治療に重点を置いており,予防,教育に取り組んでいます.
骨粗鬆症は高齢化に伴って急速に増加し本邦の患者数は1300万人(2015年)に達すると報告されています.骨粗鬆症によって骨折を生じると「ねたきり」の原因となり社会問題にもなっています.骨粗鬆症は高齢者の病気と思われていますが,成長期に運動をしっかりすることや食事にも気をつけて骨量を十分に増やしておくことが非常に大切です.次に,特に女性においては閉経後,急速に骨量が減少するので早期にスクリーニングを行い,さらなる骨量の減少を食い止めることが重要です.さらに骨量がすでに著しく低下している高齢者においては骨量の維持とともに転倒の防止が重要です.
この度第20会日本骨粗鬆学会が2018年10月26~28日まで開催され,医師と看護師が参加してきました.情報収集を行い今後の治療に役立てていきたいと思っています.
グラバー園にて
眼鏡橋
関連サイト 日本骨粗鬆症学会