2018年11月7日は二十四節気の一つ『立冬(りっとう)』です。立冬とは暦の上で冬が始まる日。この頃になると各地で紅葉が進み、北日本では初雪の便りが聞かれますね。
また、日暮れも早く感じられ、日に日に寒さが増してきます。本格的な冬に備えて、インフルエンザの予防接種も早めに済ませ、風邪など引かないように暖かくしてお過ごしください。さて、今月のレシピは・・・【南瓜ときのこのポタージュ】をご紹介します。
材料 2~3人分
- かぼちゃ 200g(1/4個)
- 玉ねぎ 200g
- まいたけ 1/3株
- 牛乳 100cc(1/2カップ)
- 水 200㏄(1カップ)
- コンソメ キューブ1個(顆粒小さじ2杯強)
- バター 10g
- 塩 ひとつまみ
- こしょう 少々
作り方
①かぼちゃはスプーンで中のタネと綿を取り除き、外の皮も軽く除いて、乱切りにしておきます。
②玉ねぎはスライス、まいたけは石づきを切り落として、小房に分けておきます。
③鍋を弱火にかけ、半量のバターを溶かして、玉ねぎとまいたけをゆっくり色づく程度まで炒めます。
④玉ねぎがきつね色になったらかぼちゃを加えてさっと炒め、水とコンソメを加えて弱火で20分程度煮込みます。圧力鍋を使うともっと早く仕上がり便利です。
⑤かぼちゃが十分に柔らかくなったらミキサーにかけます。このとき、あまりに熱々のものをガラスのミキサーのカップ
に入れると割れてしまうことがあるので、粗熱をとってからミキサーカップに入れる方がよいでしょう。
⑥⑤を鍋に戻し、牛乳を加えて弱火にかけます。もしとろみが足りないようであれば、水溶き片栗粉でとろみ具合を調整するとよいでしょう。
⑦最後に塩コショウで味を調えて、仕上げに残りのバター半分を加え溶かしたら完成です。
秋の味覚 『南瓜(かぼちゃ)』
- 南瓜の栄養
かぼちゃの栄養素としてよく知られているβカロテンは、あの鮮やかな色をつくる天然色素のひとつで、体内でビタミンAにつくり変えられます。ビタミンAには成長を促進したり、視力や目の角膜を健やかに保ったりするのに加え、免疫力を高めてくれる働きがあります。風邪やインフルエンザなどが気になり始めるこの時期には、ぜひ積極的に摂っておきたい栄養素です。
また、かぼちゃには抗酸化力が高いことから“若返りビタミン”と呼ばれるビタミンEも豊富に含まれています。ビタミンEには、血管を広げて血行を改善し、冷え性や肩こりなどを解消する働きもあり、朝晩の気温差が激しくなる秋口には欠かせない栄養素です。
さらに、かぼちゃにはビタミンA、Eと同様に抗酸化力が高いことで知られるビタミンCも含まれています。かぼちゃは、3つのビタミンが一度に摂れる、栄養の宝庫なのです。
- 栄養を逃さないかぼちゃの食べ方は?
かぼちゃの栄養素のうち、ビタミンA、Eは脂溶性、つまり油に溶けやすいビタミンに分類されます。熱にも強いので、油と一緒に加熱して食べるのがおすすめです。
一方、ビタミンCは水溶性、つまり水に溶けやすいビタミンなので、あまり高温で加熱しないようにしながら、茹で汁ごと食べるようにするとよいでしょう。
今回ご紹介したレシピはエフエムふくやま(77.7MHz)11月13日(火)19:00~放送のブックアンソロジー【菜摘子先生のオレンジ通信☆】でもご紹介しますので、ぜひ、そちらもお聞きください。